裏磐梯 八森山(1149.5m) 2013年4月20日  カウント:数字画像読み出し不能

所要時間 12:58 蘭峠−−13:49 八森山 13:53−−14:40 蘭峠

場所福島県耶麻郡北塩原村
年月日2013年4月20日 残雪期日帰り
天候
山行種類残雪期登山
交通手段マイカー
駐車場蘭峠の路側に駐車
登山道の有無無し
籔の有無少しあり。あと1週間後は大半で籔漕ぎになると思う
危険個所の有無無し
山頂の展望南側が開ける
GPSトラックログ
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コメント残雪を利用して蘭峠より往復。真新しいスパイク長靴のトレースが2つあり山頂を往復していた。残雪末期で籔が出てしまったところもあり、あと1週間もするとほとんどの区間で籔漕ぎになると思われる。山頂は三角点付近は伐採跡ありで南側に展望あり。最高点はそれより僅かに西に進んだ樹林の中




蘭峠 最初は人工の斜面を登る
真新しいスパイク長靴の跡。山頂まで続く 尾根末端付近は複雑な地形
あのピークを通過する 稜線上は籔が出ているようだ
稜線上は籔が出でいて東直下をトラバース トラバース
1050m肩で尾根上に復帰 でも尾根直上に籔が出ている個所がある
ここは北側を迂回 南に雪庇が残る時は雪庇上を歩く
落ちそうな雪庇 ここは落ちてしまっている
稜線上の笹藪を行く。さほど濃くない
1120m峰 最後の登り
山頂直下
八森山山頂部 三角点の有る場所
八森山三角点 三角点付近のみ伐採されている
八森山最高点はブナ樹林
八森山から見た東側
唯一の目印 帰りも雪棚が使えるところはめいっぱい使う
開けた場所から見た高曽根山
蘭峠向けて下る 蘭峠到着


 雄国沼南岸の山々の次は先週登り損ねた八森山。蘭峠の南側の稜線上にあり、一番楽して登るなら蘭峠発だろう。先週と比較してどれだけ雪が減っただろうか。まだ藪が出ていないかちょっと心配な面はある。

 旧米沢街道の細い道を上がっていき、広い道路に出てしばし走ると蘭峠到着。その手前の高曽根山登山口として使われる林道入口周辺には車は無かった。もうお昼すぎなので下山後かもしれない。蘭峠にも車はなし。先週と比較して格段に雪が減っており、路側に車を置いても邪魔にならないくらい端に寄せることができた。先週は北側斜面は一面の残雪だったがもうかなり溶けてしまっていた。南斜面は日当たりが悪い影響か、まだ白いままで最初から藪漕ぎにならずに済んだ。

 斜面をよじ登り尾根に上がるとスパイク長靴の足跡あり。釣りの人かと思ったがこのまま尾根上に続いていた。人数は2人分、よく見ると往復分の足跡があった。下山の足跡は輪郭が非常にはっきりしていて歩いて1,2時間しか経過していないように見えた。登りの足跡は非常に薄く、まだ気温が低くて雪が締まって足跡が残りにくい時間帯に歩いたことが分かる。ネットで検索をかけたことはないのでどれくらい登られる山なのか不明だが、高曽根山と比較すれば登山者は少ないだろう。

 出だしの尾根は複雑で帰りがちょっと心配になるが、先人の足跡も残っているし、真昼間で私の足跡もくっきり残るので問題無かろう。尾根の傾斜が立ち上がると尾根直上は雪が消えて藪が出てしまっているので、稜線東直下の雪が付いた部分をトラバース気味に登っていく。先人の足跡も同様の判断だった。

 1060m肩で傾斜が緩むと豊富な残雪に変わるが、少し尾根が狭まるとすぐに藪が出現する。左に雪棚が残っているところはそれを利用し、それが落ちてしまっている場所は右側の残雪を利用する。ただ、右側の雪はそれほど多くなく、尾根上の笹藪の中を歩くことも結構ある。笹はそれほど濃くはなく、もし山頂までこの状態が続くようなら無雪期でも十分に登れるレベルだと思う。南にへばりついた雪棚はもう残り少なく、おそらく来週にはほとんど消えてしまうと思う。今週が快適に登れる最後のチャンスだったようだ。

 1100m肩で左手から尾根が合流、下山時にこちらに引き込まれないよう注意が必要だと感じていたのに下山時は見事にひっかかってしまった。これも南側の雪棚を使っていたのが大きな要因だが。1109m峰〜1080m鞍部間はどうにか南側の雪棚が残っているところが多いが、2か所くらいで雪棚が落ちて笹藪の尾根を進む場面があった。

 1080m鞍部から山頂へと登る斜面はずっと雪が残って快適。そして山頂部に出ると少しばかり藪が出てしまった広い場所があり、その奥のブナ樹林が最高点だ。開けた場所は切り株を見ると明らかに伐採されており、人の手が入ったのは間違いない。地形図を広げると三角点があることになっているが、この分では雪の下だろうと思ったが、最高点ではなく手前の伐採地に三角点が頭を出していた。ラッキー! この付近も無雪期は笹藪らしい。一応、目印は三角点に近い木に巻いておいた。

 下山は往路を忠実に戻る。

 

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